1.種類
(1)マイティバーM
●規格 JIS FC200、250、300
●組織 フェライトとパーライトの混在した基地組織で周辺部、中心部とも微細な共晶状黒鉛から成っています。
●特性 組織が緻密で、均一な硬さ分布を有し、切削加工性に優れているため、油圧、空圧部品、工作・一般産業機械部品などあらゆる分野でご利用いただけます。
(2)マイティバーMA
●規格 JIS FC200、250
●組織 焼鈍によるオールフェライトの基地組織と微細な共晶状黒鉛から成っています。
●特性 主にガラス金型、プラスチック金型用に開発したもので高温下でも組織が安定し切削加工性にも優れています。

2.製品規格
材質表示 M MA
JIS規格 FC200、250、300 FC200、250
熱処理 鋳放し 焼鈍
化学成分 C 2.70〜3.85
Si 2.30〜3.20
Mn ≦0.80
P ≦0.150
S ≦0.040
Ti 0.10〜0.40
機械的性質 引張強さ
(N/mm2
右参考表
硬さ(H・B) 150〜200 140〜190
製造範囲 丸棒 φ20〜500 同左
角棒 □40〜450 同左
平角棒 20×45〜200×330 同左
半丸棒 - 55半丸〜144半丸
長さ 1m、3mの他、ご注文に応じます
在庫状態 常時在庫但し
φ400を超える丸棒は注文生産
常時在庫但し
φ400を超える丸棒は注文生産
ラベル・ペイントの色 オレンジ ライトグリーン
注1) 化学成分は参考値(成分変更のご相談承ります)
注2) 機械的性質の測定部位は製品(実体)のD/4

3.標準寸法交差、曲り及び削り代
形状 呼び寸法  標準寸法交差 1m当りの曲り 欠陥が除去できる加工代
φ20〜30 0〜+1.0 ≦5.0 片肉 0.5
φ30〜50 ≦3.0 片肉 0.8
φ50〜100 0〜+1.5 ≦2.0 片肉 1.5
φ100〜150 0〜+2.0 片肉 2.0
φ150〜200 0〜+3.0 片肉 2.5
φ200〜250 0〜+4.0
φ250〜300 0〜+5.0 片肉 3.0
φ300〜400 0〜+6.0 片肉 4.0
角・平角 厚 20〜30t 0〜+1.5 ≦5.0 片肉 1.5
厚 30〜45t ≦4.0 片肉 2.0
厚 45〜55t 0〜+2.0
厚 55〜100t ≦3.0 片肉 2.5
厚 100〜150t 0〜+3.0 片肉 3.0
厚150〜200t 0〜+4.0 片肉 3.5
厚 200〜300t 0〜+5.0 片肉 4.0
厚 300〜400t 0〜+7.0 片肉 5.0
厚 400〜450t 片肉 6.0
半丸 幅 55〜100w 0〜+2.0 ≦3.0 平面部片肉 1.5
幅 100〜144w 0〜+3.0 外周片肉 2.5
注1) 平角材は長辺の寸法に対し基準を適用します
注2) 焼鈍する製品は表の曲りを保証するものではありません



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